2025.01.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#59 2025年1月号

明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。2025年は十二支の干支でいうと巳年です。努力を重ね、物事を安定させていく縁起の良い年だそうです。天災などに見舞われず平穏無事で、努力する人が活躍できる1年になることを祈りたいと思います。

さて、今回は相続人の中に成年被後見人が含まれる場合の相続、について解説しています。この場合、相続手続きが実際に動き出すと、独特の空気感に包まれます。なぜかというと、成年被後見人(認知症などになっている本人)には遺産分割協議において法定相続分を確保しなければならない、遺言があれば遺留分を確保しなければならない、とその他の相続人全員が配慮し、同じベクトルを向くからです。元々揉めている相続だとそういう空気感はないかもしれませんが、円満な相続を望む一族の場合は特にそうです。一方で、成年被後見人本人は何も主張できないことが殆どです。その代わりに成年後見人が一番相続でアピールしますが、他の健常な相続人がなかなかできない「堂々と主張する」ということができることに成年後見人は独特の爽快感を感じるものなのです。

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