2024.08.01:ニュースレター
後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#54 2024年8月号
暑い日が続きます。皆様毎年暑さ対策には余念がないと思われますが、どうか少しでも涼しくなるよう工夫してお過ごしいただきたいと願っています。
さて、8月は百日紅(サルスベリ)の季節です。そこでいつも思い出すのは数年前に某市に売却したお客様(被後見人)の土地のことです。百日紅の木がものすごく多く植っていて、しかも満開!そんな時期に全てバッサリ!伐採してしまったのです。そして更地にして引き渡しました。植物はしゃべることができませんが、もししゃべることができたなら、どんな言葉を突きつけられたでしょう。そんなあまりにもいさぎよい伐採劇にふと思うことがありました。それは花言葉は「饒舌」なのに、何もしゃべることが出来ない百日紅になぞらえての気づきです。
成年後見を担う私たち専門家は本人がしゃべりたいことにしっかりと耳を傾けられているか、ということです。意思を伝えられる方もいらっしゃいますが、そうでない方の場合、本人の意思を推測するしかありません。また、推測できないのであれば、今考えられる最善の意思決定をしなければなりません。悩み抜いて、関わっている皆さんの意見も聞いて、独断的にならないよう気をつけて判断していきます。実は、本文でお伝えしている「連絡票」についてもその辺りを考え抜いての連絡ではあるので、スムーズに進んでいくことの方が多いのです。
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