2024.03.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#49 2024年3月号

梅の花はあっという間に満開となりました。この調子で桜の開花も早まるのかと思うと、もう少しゆっくり季節の移ろいを味わいたいと思うのは私だけでしょうか。季節の変わり目、皆様にはしっかりと体調を整えていただきたいと願っています。

さて、今回は財産管理等委任契約を取り上げています。これを若い頃からしたいという方は滅多にいらっしゃいません。そして、年老いてなお、積極的にしたいという方は非常に少ないのです。なぜなら判断能力がしっかりしていさえすれば自分のことは自分でしたい、と思うのが人情というものだからです。そして悲しいかな、判断能力が衰えてから不都合、不便を感じはじめ、財産管理のサポートの必要性に気づく方は実はそれほど多くはありません。そのときには既に手遅れになっているからです。判断能力が衰える直前くらいに親族など周囲の方たちが気づき、慌てはじめます。自分では何もできなくなった、そして周囲に迷惑をかけている、つまり時すでに遅しという場合が多いのが現状なのです。

季節の変わり目はあっという間に過ぎていきますが、自らの能力の限界、変わり目も同じようにとらえて、しっかりしているうちに必要な手続きを踏んでおきたいものですね。

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