2024.01.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#47 2024年1月号

あけましておめでとうございます。いつもお読みいただきまして誠にありがとうございます。本年もより一層皆様のお役にたてる情報発信が出来るよう、努めてまいります。引き続きご贔屓いただけましたら幸いです。

ここ数年、本人の意思決定支援ということが叫ばれ、本人の意思の尊重が重要視されています。本人が一見すると意思能力において健常にみえ、そのためまだ後見制度は利用していないが、金融リテラシーには乏しく、親しくなった人に気を許してしまっていつの間にか散財してしまっているケース、財産への執着が強すぎて最も重い後見類型にも関わらず後見人が財産を預かることへの激しい抵抗が見られるケースなど、問題となるケースは様々です。これらのケースでは、本人の財産を守る立場の後見人が本人との信頼関係を構築できない、といったことが発生し、本人も後見人も大きなストレスを抱えます。このようなことを防ぐためには、どのようにすればよいのでしょうか。

そもそも誰にも財産を管理されたくない、いつまでも自由に財産を使いたい、といった人には生前対策として挙げられることの多い「家族信託」も「任意後見」もどちらもそぐわない制度です。本人の意思の尊重と後見人の役割とのジレンマは永遠の課題なのかもしれません。

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