1年あっという間です。師走の名のごとく駆け回る日々となっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。あ～もう12月か、としみじみ口走るのが毎年のルーティンになり、そういうお疲れモードはもう辞めよう、と心に誓うようになりました。いつまでも子供のように冬休みの楽しみを見いだすようなワクワク感を持っていたいものです。

さて、今回は身上監護を取りあげています。実は後見人の仕事、世間一般には財産管理がメインとみられがちですが、実は身上監護の方に時間を割いていることの方が多いのです。身上監護の隙間を埋めるのが財産管理と言っても過言ではありません。職業としての後見人を目指す人はどちらかというと、身上監護を最小限にしたいと考えています。ですから、ほぼ財産管理に時間を使い、DXでなるべく効率化して多くの被後見人（本人）を抱えようとします。それはそれで意義ある立場だと考えられます。一方で、古くから繋がりのある関係先からのご紹介などで、身上監護に時間を要する被後見人を抱えることもあります。やり始めははっきり言って冒険です。でもそれもいつかは必ず終わるのです。実は前者の立場、後者の立場、両方バランスよく取れる後見人が、最もタフな後見人と言えるのかもしれません。