2024.11.01:ニュースレター
後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#57 2024年11月号
どこからともなく漂ってくる金木犀(キンモクセイ)のほのかな香りに、深呼吸というよりはずっと息を吸ったまま、甘い香りに酔いしれたい、と思うのは私だけでしょうか。短くなりそうな秋ですが、しっかりと満喫したいですね。引き続き体調管理には十分にお気をつけいただきたいと思います。
さて、後見人は本人の保護、利益確保に重点を置いて業務を行っています。しかし、お亡くなりになった後はどうなるのでしょうか。結局のところ、後見人の仕事は本人が亡くなられたらハイ終わり!ではありません。きちんと相続人に財産を引き継いだり、家庭裁判所へ最終報告をしなければなりませんし、相続人と連絡が取れなかったりすると後見人(元後見人ですね)サイドで遺体を火葬したりとかなり活動の幅は広いのです。本人が亡くなったときの緊張感というものは何度後見人を経験しても、はじめてという感じがしますし、本人存命のときとは違った責任感を味わうものなのです。
なんとも言えないスリルとでも言いますか、いつ訪れるかわからない後見の終了が専門職としての自分を強くしてくれているようにも思えるのです。
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