2023.08.01:ニュースレター
後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#42 2023年8月号
8月。皆さまどうかこの暑さを無事乗り切られることを祈ります。
百日紅(サルスベリ)が「ご覧なさい!私の夏よ!」と言わんばかりにピンク色に堂々と咲き誇る様子をみて、今年の夏も受け容れなければならないのだ、と心に言い聞かせるのは私だけでしょうか。
さて、今回は後見人等の選任申立について取りあげています。実は申立の際に提出する書類の多さに気後れしてしまう方も多いのです。特に財産関係の書類の準備にはストレスを感じるのではないでしょうか。将来マイナンバーでデータが一元化されれば戸籍謄本や住民票の写しはもちろんのこと、預金通帳のコピーも添付不要になるのでしょうか。病院や介護関係の領収書のコピー、保険証券のコピーなども添付不要になり、財産目録も年間収支予定表もAIが勝手に作ってくれるかもしれません。理想はそうなのでしょうが現実はどうでしょう。お金に関する全てのことがマイナンバーで一元化されれば便利は便利ですが、諸刃の剣となってしまう、という議論がここでも出てきそうです。
誰に情報へのアクセス権限があるのか、裁判所書記官なのか、裁判官なのか、そう考えていくとマイナンバーによって全てが解決する、ということは現実的にはまだまだ考えにくいように思えて仕方ありません。
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