2021.06.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#16 2021年6月号

代表 國松からご挨拶

 

春風が気持ちよいと感じられた時期もあっという間に過ぎてしまいました。今年は全国的に梅雨入りも早く、季節の移ろいを如実に感じます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて私は専門職後見人として預金口座を管理していますが、ここ数ヶ月取り上げている「後見制度支援信託」の設定や「後見制度支援預金」の開設をする度に被後見人の今ある口座のうち、どの口座を残し、どの口座を解約するか、ということについて悩むことがあります。
元々多数の口座をお持ちの場合、ある程度整理して管理しやすいようにする、というのも王道といえば王道なのですが、やはり被後見人ご本人のその金融機関との関係、その金融機関に対する想いなど、ご親族からのお話も加味しながら検討していきます。
例えばある金融機関に数多くの定期積金があったとして、これを一つにまとめる場合もあれば、あえてそのまま残す場合もあったり、福祉定期が複数あるときにたとえわずかであっても金利のよい方を残すとか、意外と気を遣いながらご本人の預金口座と向き合っているのです。

預金口座の開設という行為自体もご本人の歴史の1ページなのですから。

 

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