2021.02.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#12 2021年2月号

代表 國松からご挨拶

 

二度目の緊急事態宣言も織り込み済み、なぜか肝が据わってきました。与えられた環境でベストを尽くしたいと考えている今日この頃、厳しい寒さがかえって鈍ってきた頭をシャキッとさせてくれて心地よい、と感じるのは私だけでしょうか。

さて、成年後見制度は「本人の意思の尊重」を錦の御旗に、制度発足からの20年間進化してまいりました。この考え方とリンクするのが今回ご紹介している介護保険制度と障害者福祉制度です。自立する、自分の意思で社会生活を送る、そのようなご本人を成年後見制度は「身上保護(身上監護とも言います)」という側面でバックアップします。
身上保護とはご本人の居住地への訪問、医療や介護サービス契約の締結、施設の入退去の手続きをしたりすることです。成年後見制度は「身上保護」と「財産管理」の両輪で回っており、どちらかに偏ってもいけません。

普段、成年後見人の仕事として財産管理の方がクローズアップされる傾向がありますが、むしろご本人に寄り添い、身上保護に目配りできるバランス感覚が成年後見人には求められていると思います。

 

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