2014.12.30:生前贈与

不動産の名義変更で贈与税に注意することはありますか?

不動産の名義変更は「登記」が絡みますので、法務局から税務署へその旨の伝達が行われます。

たとえば、親族間などで適正な価格で売買が行われていないときは贈与があったものとして贈与税がかかります。

また、よくあるケースとして土地や建物を購入したときや建物を新築したり増改築したとき、その人の所得額や資産の範囲で取得できるのかどうか、親や他の人から贈与された金額がないかどうかなどについて、資金の出所を調べるために税務署から「お買入れになった資産の買入価額などについてのお尋ね」などの質問書が送られてくることがありますので、資料を整え、説明できるようにしておくことが重要です。

なんとなく夫婦で2分の1ずつにしてしまった、というのはよくある失敗事例ですので、不動産の名義や持分割合については、専門家に事前に相談することをお勧めします。