2015.06.24:遺言

行方不明の子や疎遠な子ともめないように遺言書作成の支援をした事例

ある証券会社の方の紹介で、資産家の方の遺言作成の支援のお仕事の依頼を
受けました。

実はこの方はほぼ独り身に近い形だったので、
ある趣味のサークルで知り合ったご自分の息子くらいの男性を
養子にとったのです。

財産のすべてをその養子に相続させたい、というのが
当初のご希望でしたが、
懸念事項としては、行方不明のお子さんと疎遠なお子さんとも向き合い、
うまくこの相続を乗り切るにはどうすればよいか、ということでした。

遺留分減殺請求、行方不明者への相続発生時の対処など諸々検討し、
遺言執行を当事務所がサポートする形で
遺言の内容を工夫しました。

特に「付言事項」に十分注意し、
専門職が遺言サポートする際の醍醐味を
味わっていただいたと思います。