2014.08.17:相続放棄

8社分の消費者金融やクレジット会社からの借入の明細書が発見された事例

当事務所に相談に来られた59歳女性

【当事務所に相談にいらっしゃる前の状況】

地方でずっと独身で一人暮らしをしていた54歳の弟さんが亡くなりました。5人兄弟の真ん中です。弟さんは亡くなる1年前に末期がんと分かり、自暴自棄になっていたようです。

お葬式をあげた後、兄弟で借りていたアパートの片づけをしていたところ、8社分の消費者金融やクレジット会社からの借り入れの明細書が発見されました。多額の借金をしており、税金の滞納などもあったようで、どうしたらよいかと相談に来られました。

【当事務所に相談に来た結果】

ご両親はすでに亡くなっており、相続人は遺されたご兄弟4名です。4名様から依頼をうけ、当事務所で戸籍の収集をして故人にお子さんがいなかったことを確認し、必要書類を収集して相続放棄の申述書を作成し、亡くなってから1か月後に郵送で提出しました。

裁判所から送られてきた照会書にもしっかりと回答できたこともあって、申述書は無事に受理され、相続放棄をすることができました。