2024.05.01:ニュースレター
後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#51 2024年5月号
5月になり1年も半ばにさしかかったかと思うと、年初に立てた目標の達成具合はどの程度進捗しているか、などと考えてしまいます。私自身は仕事以外で個人的にやろうと考えていたことは進んでいるなと無理矢理達成感を醸成している感じです(笑)。
さて、今回は遺言書を取りあげています。超高齢社会の到来に呼応すべく、遺言書作成のご相談はここ数年増加傾向にあります。以前はご家族が心配してご相談に来られるケースがほとんどでしたが、最近は遺言者ご本人が主導で相談されるケースも増えています。この紙面で取りあげる成年後見の現場では、おひとりさまの資産承継という観点でご本人の意思を尊重しながら遺言書作成をご支援します。
一方で、ご家族がいて揉めさせたくない、とおっしゃってご相談に来られるケースも多く、相続人である子ども達の気持ちを慮って遺言内容が定まらない、ということもよくあります。いわゆる「忖度」というものです。ご自分の意思をはっきりさせるのが怖いのかもしれません。
そんなときは専門家のアドバイスももらいながら、今まで生きてきた中での感謝、後悔、それらを洗い出してご自分の価値観をはっきりさせ、その中で優先すべきことを優先する、ということが重要なのではないか、と思います。そしてその遺言内容に至った経緯もしっかり記しておくべきなのです。
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