2023.11.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#45 2023年11月号

 

あれだけ暑かった夏がやっと終わったかと思えば、秋の心地よい季節を満喫したのも束の間、あっという間に冬の入り口が見えてきました。どこからともなくキンモクセイの香りが漂う空気感をもう少し楽しみたい、と思うのは私だけでしょうか。

後見人には想像力が必要だとつくづく思うことがあります。特に身上保護の分野においてです。定石ではこうだけれど、いつもそれで想定しておいて良いのか、あるいは想定外を常に意識して行動すべきなのか。平穏無事にご本人が過ごせている間は良いのですが、それが揺らぎ始める前に緊急事態を意識する必要があると思う出来事が最近続きました。

成年後見制度は発足して20年以上経ち、その勘所が共有されているとはいえ、ご本人が年齢を重ねるのと二人三脚で専門職後見人も進歩していかなければなりません。出来事に遭遇してはじめて、準備できることが見えてくる、という部分も今だにあります。何事も経験なのですが、私も23年やってきて初めて経験する事態もあります。上部団体からの指導内容にも入っていないこと、マニュアルやひな型にないことをしっかりと積み上げていかなければならないのです。

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