2023.05.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#39 2023年5月号

 

春の花々を楽しんだのも束の間、あっという間に新緑が辺り一面を覆い、夏の訪れを匂わせる雰囲気に、毎年のことながら季節の移り方の早さが増していることを実感しています。皆様いかがお過ごしでしょうか。新年度が始まり、身の回りを立て直そうと考える方も大勢いらっしゃいますね。

今回は任意後見制度について取りあげていますが、この原稿を書いているその日に任意後見人と任意後見監督人との関係について、私のYouTubeチャンネル國松偉公子の相続相談室 第76回「相続人 認知症でどうする?④完」でお話をしました。3分ほどの動画ですが、右下にQRコードがありますので、一度ご覧になってみてください。

任意後見は唯一ご自身で後見人を選べる制度です。それが故に「この人は本当に信じられるのだろうか」「後見人を誰にすればいいのだろうか」とかえって迷ったりためらったりしてしまい、なかなかこの制度に踏み込めない、という方もいらっしゃいます。

また、契約したはいいものの、任意後見受任者(本人に選ばれた人)が監督人に監督されるのは厄介だ、とご本人の判断能力が低下しているにもかかわらず、任意後見を発動させず放置している、というケースが多いようです。

結局何のための任意後見契約だったのか、と後悔のないようにしたいものですね。

拡大画像はこちら!