2023.03.31:ニュースレター
後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#38 2023年4月号
4月は出会いと別れの季節・・・桜がつぼみから少しずつひらきはじめ、いつのまにか満開となったらあっという間に葉桜がチラホラ・・・お花見の会はなくても車中や近所を歩きながら移ろいゆく桜の姿に人との出会いをオーバーラップさせていきます。人との関係は自然の姿そのもののようです。
さて、今回は成年後見人に欠格事由はあっても特別な資格は必要ないというお話です。つまり普通の人でも後見人になれるということなのです。要は、預金通帳を記帳し、現金出納帳をつけ、四則計算ができる、というレベルで欠格事由に該当しなければ後見人になれるのでしょう。
しかし、資質の問題はまた別の話です。計算だけできたところで後見人に向いているとは言えません。ご本人のお金を何に使うか、あるいは使ってはいけないか、どう管理するか、どんな公的サービスを受けられるかを把握できるか、生活・療養・看護・介護に何が必要か、などご本人の立場にたって自ら組み立てができる人が成年後見人の資質があるということになります。
そう考えてみると、意外と成年後見人になるのはハードルが高いと言えるのではないでしょうか。
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