2022.10.01:ニュースレター
後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#32 2022年10月号
夏の疲れがどっとくる、そしてあっという間に秋が深まり季節の移ろいのスピードについていけない、気がついたら年末!ということにならないよう、気を引き締めて生活したいと思う今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今回生活保護を取り上げていますが、後見人等をしていると必ず経験しなければならないことがあります。それはご本人の死です。先日知的障害で長年私が後見人としてお支えしてきた方が亡くなりました。当事務所のスタッフやグループホーム、通っていた作業所の方々、サービス提供に関わってくださっていた方々、その他沢山の関係者に支えられて生きておられました。人一人を見放さないで楽しく生活出来るようにお支えすることって、本当にすごいことだって思います。ご本人には有り余るほどの資産があり、全ての課題をお金で解決できるならどんなに良いだろうと思うほどでした。
さて生活保護を受けなければ生活できないほど資産も収入も少ない、という方のサポートもしています。与えられた条件と受けられるサービス、全てを擦り合わせて知恵を絞って、最適解を導き出します。先ほどの故人の例と比べると境遇は結構似ていて、最初は在宅での一人暮らしから始まっています。施設に入るというところが大きな転換ポイントです。
資産は有り余るほどあっても、少なすぎて困るくらいでも、ご本人たちはそんなことは全くお構いなしにとても楽しそうにマイペースで暮らしている・・・そんな様子を目の当たりにすると、専門職後見人は「ビジネスではなく、ミッションである」とはっきり言えるのかもしれません。
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