2022.06.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#28 2022年6月号

 

5月は雨も多く、夏に向かう雰囲気をなかなか味わうことができない、不安定な気象状況でした。植物も多少とまどいながら、私たちに元気な様子を見せてくれているような気がします。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今回は成年後見制度の利用者の統計をご紹介しています。利用者の数は増加していますが、それに伴い、制度の改善点も見えてきています。厚生労働省が主催している専門家会議では改善ポイントとして3つのポイントが指摘されています。
改善点①本人にとって必要な時に必要な範囲でのみ利用出来るようにすべき
改善点②制度利用中の人は一定期間ごとにこの制度が必要かどうか意思能力を踏まえた上で見直すべき
改善点③柔軟に後見人を交代できるようにしておくべき

確かに一つのことをクリアするために成年後見制度を利用し始めたけれど、そのためにその後の人生をずっとこの制度に縛られてしまうのはどうかと私も思います。
また、専門職後見人(保佐人、補助人)が選任されたときに、良くも悪くも相性の問題は必ず発生します。
本人との相性、親族との相性がありますが、事前に面談してお受けするかどうか決められるときは良いですが、家庭裁判所の後見人候補者名簿から順番に割り振られる場合ははっきり言ってバクチに近いものがあり、中にはお受けして後悔することもあります。

そうは言っても、色々経験しないと専門職後見人は育たないのですけれど(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

拡大画像はこちら!