2025.09.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#67 2025年9月号

やっと9月になりました。年々暑すぎると感じる期間が長くなり、今年の秋はどうか短くならないようにと願ってやまない日々です。皆様は秋の計画を立てられましたか?

さて、今回は認知症について取り上げています。
ちょうど1年前、あるおひとり様が在宅での生活に限界を感じ、施設入所されました。限界まで独居で暮らしてきたおひとり様にとって施設入所するということは、自分一人で生きる万能感のようなものを捨てさる、プライドを葬り去るくらいに一大事だと言えます。施設入所ができて安堵したけれど、それまで認知症とは無縁だった状況から一転、プツンと張り詰めた糸が切れたように、認知症が進んでいきました。「もう一人で頑張らなくてもいいんだ」という安堵感、頑張ってきた自分自身へ「お疲れ様!」それが認知症発症のトリガーとなったように思います。
しかし、施設での生活が落ち着くと認知症も少し落ち着きをみせています。生活環境が良くなることで症状も良化するようです。

認知症は治らない恐ろしいもの、という先入観があるのもしれませんし、今のところ特効薬はありませんが、今後の医学の進歩に期待したいものです。

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