2025.07.01:ニュースレター
後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#65 2025年7月号
今年も早いもので折り返し地点を過ぎました。この時期になると気になるのは、私共が関わらせていただいている被後見人等の皆様のご体調です。特に在宅の方の場合、無事に過ごされているのか、熱中症になっていないか、水分・お食事はしっかりとれているか、祈るような気持ちで過ごす毎日です。
皆様にも年々暑くなるこの季節を、工夫しながら乗り切っていただきたいと願っています。
さて、今回は日常生活自立支援事業についてとりあげています。この制度を利用している方が成年後見制度に切り替える場合もありますが、どちらかというとあまり多くない印象です。やはりネックになるのは利用料でしょうか。身寄りがなかったり、ご家族に障害があったりして身近にサポートできる人がいない場合に日常生活自立支援事業を利用されるケースが多い印象ですが、成年後見制度の場合、司法書士等の専門職が後見人等になり、報酬がかかるため、資産が潤沢ではない場合には敬遠されるという傾向があります。更に言うと、人間には現状維持バイアスがあります。現在の状態を維持したいという心理傾向です。知らない専門職に関わられたくない、今のままがいいということがあるでしょう。何らかの事件、事故などのトリガーがないと現状維持を打破できないのも事実です。
事件、事故を予防する観点でも、私たちは変化を受け入れる覚悟、勇気を日頃からもたなければならないのかもしれません。
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