2025.06.01:ニュースレター

後見DE貢献 〜IKUKOのつぶやき〜#64 2025年6月号

6月になるとあじさいの花が満開になりますね。先日、テレビをつけていたら、紫の花の間に陽があるのはどんな花か、というクイズが出ていました。勿論、あじさい(紫陽花)が正解です。あじさいは紫だけではなく白やピンク、ブルーなど色とりどりです。皆様はどのあじさいがお好きですか?

さて、今回はこの4月に改訂された報告書式についてとりあげています。後見人等の仕事は財産管理と身上保護に大別されますが、今までどちらかというと家庭裁判所からは財産管理が評価されていたようです。というのは、財産管理は数字ではっきりわかります。1000万円増えたとか、300万円減ったとか、それが後見人等のどんな業務によって増えたか、そんなことで評価されていました。

一方で、身上保護については数字では評価できません。例えば施設入所の契約をおこなったとか、精神障害のある本人からの電話に毎日何度も対応し、話を聞いたとか・・・分かりませんね。しかし、本人の意思決定支援に資する業務を評価していこうとする動きが活発化してきている現状も踏まえて報告書式が変わっています。勿論デジタル化の波にも乗れるようにとの配慮があります。

地域によって違った報告書式の統一化も、色とりどりのあじさいを紫陽花と言い切ってしまうような思い切りの良さと同様に歓迎したいと思います。

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