実務雑感vol.57~相続&成年後見
タンス株は重要な財産なのか?
後見人や遺産の管理人をしていて
何度も気づかされます。
それは有価証券、特に
株は取り扱いが難しい財産だ
ということです。
普段、株券として目に触れることもなく
預金のように通帳で記帳する
という習慣もありません。
証券会社に管理してもらっているものであれば
3ヶ月に1度報告書が届いたりして
比較的所有しているという
意識はあるでしょう。
しかし、
証券会社で管理されていない株
つまりタンス株の場合、
特に本人からの申告がなく
後見人が把握漏れを起こしてしまう
ケースが多いのです。
本人が自宅を離れ、郵便物を
後見人自身が把握するようになって
株主総会の招集通知などを
発見し、株の所有が発覚する、
というケースです。
本人は
「しまった、言うのを忘れていた!」
「まあいいか、今更言えないし
言わずにそのままにしておこう」
そんな風に思っている可能性も
あります。
そもそも管理してもらう財産、
という認識もない可能性もあります。
株という特殊な財産・・・
投資が推進されている昨今
ようやくタンス株であっても
皆さんの意識の中で
管理対象財産へと格上げされるのかも
しれません。