2026.02.28:解決事例 / 遺言 / 遺言

実務雑感vol.69~遺言

90歳のデジタル資産~司法書士が見た新時代
「先生、私これ、遊びだと思ってました」

私國松がお客様の意向をくみ取って作る
遺言書の原案。

その後公証人とのやりとりを何度もして
公正証書遺言の原案が出来上がります。

公正証書遺言作成当日。
タブレットにタッチペン
サインをするお客様。

少女のような笑顔で、そして
うっすら涙を浮かべておられました。

実は、打ち合わせの過程で
気づかされたことがあります。

お客様はデジタル資産を
財産とは思っていないようなのです。

「これ、スマホの中で
遊んでるだけなんですけど・・・」

そうです。
お客様にとってデジタル資産は
遊び道具」、「趣味の延長」としか
思われていません。

これまで、高齢者の遺言といえば
不動産や預貯金が主役でした。
しかし、デジタル資産は紛れもなく
財産なのです。

「遊び」が財産になる。

この気づきによって
私は司法書士として、専門職としての
視座を正されたような気がしました。

「遊び」は「生きた証」であり、
お客様の「生きた証」に想像力をもって
向き合うこと。

「見えない財産」への想像力を
働かせること。

デジタルとアナログが交差する現代において
最新の技術、法律でお客様の生きざまを
診通す。

そんな姿勢が必要なのではないでしょうか。