2024.09.30:成年後見
実務雑感vol.52~不動産&成年後見
後見人から見えて来た不動産投資の極意
弊法人が後見人としてご本人の投資用不動産を
管理することは比較的多いです。
ご本人が自ら購入したというケースは稀で
そのほとんどはご両親やご兄弟から相続を受けて
入手したものが多いように見受けられます。
そのような場合
安定した収益を生むということもあって
売却せずに保有し続けることがほとんどです。
そうすると、賃借人にいかに適正な賃料で
長く入居していただけるかを
後見人としては考えることになります。
管理会社も親の代からお世話になっているところに
継続してお願いすることが多いのは事実ですが
空室になった時に間髪入れずに埋められるスピード感は
管理会社を変えない圧倒的な理由になったりもします。
管理委託契約がしっかりしていて
緊急対応時のルールが明確になっているのも
安心材料の一つです。
何かあったときに全てオーナーに丸投げし
面倒なことは何もしないという主義の
昭和な不動産会社も今だに存在するようです。
不動産投資はいかにしっかりした管理と
スピーディな客付けをしてくれる
不動産会社とつきあうことが出来るか、
そこが勝負どころであり、極意であると
私は思っています。