2023.10.31:事業承継

実務雑感vol.42~事業承継

50歳過ぎたら考える!?

事業承継という問題があります。

私の通勤経路にある八百屋さんは
いつも早朝に野菜や果物を店頭に並べていました。
昔の人らしく「働き者だな」と思って見ていました。

当たり前の風景だったのですが
ふと気がつくとシャッターが下りていて
それが毎日続いている状態に。
臨時休業の張り紙もされてない。

どうやら閉店したようです。
高齢の店主のようでしたから
廃業かもしれません。

私の仲間の男性司法書士は
地方で大きな事務所を経営していますが
「50歳を過ぎたから事業承継を考えている」
といいます。
私は随分早いなと思いました。

人生百年時代と言いますが
自分の寿命をどのくらいと見積もるのか
人それぞれです。

認知機能と身体機能の低下は
何としても避けたい!
でもいつどうなるか分からないから
実は50歳から考えるのも
決して早すぎるわけではないのかもしれません。
これは数年で解決できる問題ではないからです。

世の役に立つ価値ある事業であれば
早めに着手してバトンをしっかり渡していく。

それも経営者の大事な役割なのです。