実務雑感vol.37~遺言&相続
★休眠預金予備軍、知っていますか?
私たちの生活に不可欠な預金。
金融機関の信用のもと
1円から億単位の大きな金額まで
私たちは現金を持ち歩いたり
家に置いておかなくても
安心して生活ができます。
よく考えてみると、金融機関って
とてもありがたい存在ですね。
そういえば取引先から進められて
かなり前に預金口座を作ったな、とか
父は○○銀行によく行っていたけれど
最近は行っていないようだ、
その後の取引はどうなったんだろう、とか。
相続を迎えたとき遺言書や
エンディングノートに金融機関の記載がもれたり
そもそも遺言書もエンディングノートも
作っていない、となると
その預金口座のお金は休眠預金予備軍
となってしまう可能性があります。
それこそ相続で揉めてしまったり
忙しいからと何年も相続手続を放置していたら
知らぬ間に休眠預金となってしまうことでしょう。
休眠預金の一部は民間の公益活動に利用され
役立てられますが
本来は預金の名義人や相続人が
有効活用するべきものです。
休眠預金を防ぐという観点からも
遺言書やエンディングノートの作成は
有効と言えるのではないでしょうか。