2014.12.01:相続放棄

お父さんが会社経営で借金をし亡くなり、自分が相続放棄をすることで、他の親族への迷惑が心配された事例

当事務所に相談に来られた38歳男性

【当事務所に相談にいらっしゃる前の状況】

地方に住むお父さんは事業に失敗し、遺書も遺さず突然自殺してしまいました。奥さんとは離婚していて、お子さんは相談者とお兄さんの2名です。借金の内容については全く分からず、ただ会社を経営しており、借金に悩んでいたことは知っていました。自分たち2名が相続放棄をするとお父さんの兄弟に迷惑がかかることを気にされていました。

【当事務所に相談に来た結果】

ご兄弟は7名いらっしゃり、そのうち2名とは音信不通とのことでしたので、連絡の取れる5名の方の相続放棄も合わせて行うことになりました。まずは相談者とそのお兄さんの2名の相続放棄を行い、その手続き中に5名の方との打ち合わせを行うことで時間のロスをなくし、2名の相続放棄ができた段階で、続けて5名の相続放棄の申述書が受理されました。

大勢で足並みをそろえながらの手続きは、本当に専門家でないと難しいですね、と大変感謝されました。