2015.08.05:遺産分割協議

音信不通の妹に遺産分割協議書に署名捺印してもらえた事例

ある金融機関からの紹介で来られたAさんはお父様を亡くされ、同居している
お母様Bさんと弟のCさん、大阪にいて音信不通のDさんの4名が相続人です。

私共で相続人確定のための戸籍収集を行い、Dさんを除く皆さんで
遺産分割協議案を検討していただきました。

自宅不動産はお母様Bさん名義に、金融資産もBさん名義にという内容で
お話が進んでいきました。

ただ、Dさんが署名捺印をしてもらえるかわからないため、
要望をお聞きしてみよう、ということで当事務所が
Dさんあてのお手紙を書き、遺産分割についてのお考えを
お聞きしてみることになりました。

幸いにもDさんはお手紙に反応してくださいました。
しかし、お手紙をいきなり送ってこられたことについて
いらだっておられました。

このような場合、まったく無視されてしまうケースもあります。

私共はDさん以外の皆さんと再度策を練り、
Dさんに法定相続分を満たすくらいの現金をお渡しする内容で
遺産分割協議書案を作成してお送りし、
Dさんに意見をうかがうことになりました。

また、今回の相続で手続きができないと、
後世に禍根を残す可能性がある旨も付け加えました。

そうすると、Dさんはその協議案をのんでくださり、
後日お送りした遺産分割協議書に署名捺印し、
印鑑証明書も添付して返送してくださいました。

その後相続登記、預金解約などの手続きが粛々と進み、
Dさんからは現金が振り込まれた旨の連絡も入り、
無事手続きが完了しました。

手続き完了後、メールでのやりとりがDさんとAさんとの間で
なされているようで、私共としては家族の絆を復活させた
とても感慨深い事例となりました。

専門家が間に入ることで音信不通だった家族に
明るい兆しがもたらされた・・・
こんなハッピーなことはありませんね。

国松事務所は感動を呼ぶ事務所を目指します。